■チャンスで焦らず

女子プロサッカーWEリーグ・INAC神戸レオネッサの吉田莉胡（よしだ・りこ　23歳　埼玉県出身）が、10月5日のジェフ千葉レディース戦で、今シーズン7得点目を挙げ、リーグ得点ランキングのトップに躍り出た。

吉田は今シーズン、ちふれASエルフェン埼玉から移籍し、開幕戦で移籍初ゴールを決めると、5戦目には2得点。

続く6戦目にはハットトリックを決めるなど得点を量産し、早々と自己最高のシーズン5得点を超えた。

10月9日、練習後の吉田に話を聞いた。

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Q.得点ランキングトップにーー

「チームもすごく調子いいですし、いい雰囲気の中でやれているので、自分も結果に結びついている。いい流れが来ている」

「いいパスを配球してくれる選手が多いので、そのおかげで自分が点を取らせてもらえている。みんなに感謝しています」

Q.いいパスとはーー

「（相手を）崩してパスを出してくれるので、自分が決めるだけみたいな…。（得点の）チャンスがとても多いと思います」

Q.自身も成長したーー

「決定力の所で、落ち着いて状況判断ができるようになってきたかなと。チャンスが来ても焦らずに流し込んだり、そういう所は変わってきているのかなと（思う）」

■早く2ケタ得点に

Q.入団会見で『目標は2ケタ得点』と宣言ーー

「早めに達成したいです。簡単なゲームは1つもないが、チームも自分もいい結果を出せたらなと思います」

Q.チームは7勝1分1敗で暫定2位ーー

「宮本ともみ監督が求める攻撃的でアグレッシブなサッカーが、試合を重ねるごとに浸透し、完成してきている。今の戦い方をしっかり貫けば、勝ちを積み重ねることができると思う」

Q.新しい環境を求めて移籍ーー

「楽しいし、すごく刺激的な毎日を過ごせている。環境にも慣れました」

Q.神戸の街はーー

「住みやすいし、雰囲気がめっちゃ好きです（笑）」

■仙台を警戒

吉田の活躍について宮本ともみ監督は、「得点という目に見える形で、彼女が脚光を浴びることが嬉しいです。ゴールへの執念や、ボールを要求するアクションの多さも見られるし、守備でもすごく貢献してくれる」と評価した。吉田とともに攻撃の中心を担う成宮唯は、「（吉田）莉胡は、チャンスの所で最後の受け手になってもらい、シュートが上手いので、ストライカーとして生かすのがやりやすい。INAC（の前線）は、右に（愛川）陽菜、左に（水野）蕗奈がいる。（吉田を含めた）3人がいいアクションをしてくれるので、誰を使うか、贅沢な悩