兵庫県丹波篠山市で農業と神様への祈りをつなぐ新しい形のファーマーズマーケット「直会市(なおらいいち)」が6月28日に開かれました。
丹波篠山市内を中心とした約20軒の農家が持ち寄った新鮮な農産物や加工品の数々。春日神社の境内で地元の有志たちが、生産者の顔が見える物を消費者に届けたいとの思いから今回初めて農産物の直売会「直会市」を開きました。
「直会」とは神事の後に神様と共に食をいただく古来からの習わしです。
神殿では神職が1年の豊穣を祈願したあと、各出店ブースをお清めして回りました。
訪れた人たちは、神様に感謝しつつ新鮮な農産物を楽しんでいました。
来場者
「おいしいです」「無農薬のおいしい野菜とか売っている。爆買いしそうな感じ」
直会座 村上玄一座長
「生産者の顔が見られてものを食べると倍おいしくなって、お腹いっぱいは当たり前で、心もいっぱいになれる。それを感じてほしい」
農業と神事を結びつける新しい直売会の形としての定着を目指していて、次回は秋に開催されます。