南海トラフ巨大地震に備えようと神戸市内で6月20日、石油コンビナートでの火災や油漏れを想定した訓練が行われました。
神戸市東灘区の昭和産業神戸工場で行われた訓練は、南海トラフを震源とする地震が発生し、石油コンビナート内にある植物油タンクの油漏れにより火災が発生したという想定で実施され、6つの事業所や神戸市消防局などから計100人が参加しました。
従業員たちはまず、負傷者の救助や亀裂が発生したタンクの応急処置に当たりました。
その後、駆け付けた消防がコンビナート災害などに対応した屈折放水塔車・スクワートで消火作活動を行いました。
【昭和産業 佐々木俊哉神戸工場長】
「有事の際にどう組織としてきちんと動けるかというところの確認の場になったと思う。みんながきびきびと行動できて流れに沿ってスムーズにできたところが良かった」
参加者たちは万一の事態に対応する際の連携を確認していました。