パラスポーツの魅力や多様性を認め合う大切さを知ってもらおうと、神戸市内の中学校でパラリンピックメダリストを講師に招いた体験授業が開かれました。
神戸市立有野北中学校に招かれたのは、兵庫県三木市出身で、車いす陸上競技の第一人者として知られる永尾嘉章さんです。
永尾さんはパラリンピックに日本人最多の7大会出場し、2004年のアテネ大会では、4×400メートルリレーで銅メダルを獲得しました。
今回の授業は日本財団パラスポーツサポートセンターが企画したもので、1年生およそ120人が参加しました。
まずは、永尾さんが実演を交えながらバスケットボールと陸上、それぞれの競技用車いすを紹介。
陸上競技用の車いす「レーサー」で速さを計測すると、会場からは拍手が起きました。
その後、生徒たちはバスケットボール用の車いすでリレー競技を体験しました。
神戸市では今年度パラアスリートを招いた授業を市立の小・中学校合わせて40校で、予定しています。