NHK党の立花孝志氏が尼崎市内で14日に行った街頭演説で、元県民局長の私的情報を自身に提供した人物の名前を挙げたことについて、兵庫県の斎藤知事は16日、「県としての対応は考えていない」と述べました。
斎藤知事らの疑惑を告発する文書を作成した、元県民局長の私的情報は公用パソコン内にあったとされ、NHK党の立花孝志氏らがSNSなどに投稿し、拡散されました。
県の第三者委員会は5月、拡散された情報が県保有情報と同一で「漏えいには県職員が関与した可能性が極めて高い」と指摘。
一方、「誰が漏えいしたかは不明」とする報告書を公表していて、県は容疑者不詳のまま地方公務員法の守秘義務違反の疑いで県警に告発状を提出し、6月2日に受理されています。
こうした中、立花氏は14日、尼崎市内で行った街頭演説の中で、元県民局長の私的情報を自身に提供した人物として県職員の名前を挙げ、その様子をYouTubeで公開。
これを受け斎藤知事は16日、報道陣の取材に応じ、「捜査機関に委ねている状況で、県としての対応は考えていない」と述べました。