練習拠点がある神戸市灘区の王子公園再整備に伴い廃部が決まった、フラッグフットボールの小学生クラブチームが、新たな活動の形を模索しながら再出発しました。
神戸市灘区の王子スタジアム。
小学生たちが夢中になっているのは「フラッグフットボール」です。
アメリカンフットボールから生まれたスポーツで、タックルの代わりに腰につけたフラッグを取り合います。
小学生チームの「王子ドルフィンズ」は1999年、神戸市スポーツ協会が運営する王子スポーツクラブが設立。
去年、全国大会に出場した強豪です。
王子スタジアムを拠点に活動してきましたが、ことし8月末から始まる王子公園の再整備で練習拠点が使えなくなることから、チームは廃部を余儀なくされました。
廃部が決まってからおよそ半年後、新たな動きが。
これまで子どもたちを指導してきた神戸大学アメリカンフットボール部のOBらが、後継チーム設立を決定。
神戸大学のチーム名にちなみ「レイバンズジュニア」とし、活動の頻度は未定としたものの、地域の公園などを利用し、活動が続けられることになりました。
6月7日。
小学生たちが初めて「レイバンズジュニア」のユニフォームを着てプレー。
はつらつとした動きを見せました。
練習拠点の確保や、指導者の割り当てなど課題が残る中での再出発。
9月から始まる全国大会の予選に向けて模索が続きます。