神戸市は、元町駅周辺の再整備計画について、JR西日本と連携して公共空間などをリニューアルする検討に入ることを明らかにしました。
神戸市の久元市長は12日の会見で、これまで着手されていなかった元町駅周辺の再整備について、歩道や駐輪場などの公共空間を2027年度以降順次、リニューアルに着手する意向を示しました。
元町駅周辺の再整備を巡っては、2026年度から解体を予定している県庁舎1号館の跡地に、新庁舎を2030年代の完成を目指し整備する方針が示されている他、県との研究会や会議でも検討が重ねられてきました。
こうした中、JR西日本が、元町駅構内にエレベーターとエスカレーターを設置するバリアフリー化工事を今年度より着手することが決まったことを受けて、神戸市は6月、駅周辺のリニューアルプラン策定に着手することを決めました。
リニューアルではJR高架下と歩道の一体整備や駐輪場の再整備などを通じ、にぎわいの創出や近隣への回遊性向上を目指すということです。
リニューアルプランは地域団体や学識経験者を加えたワーキンググループによって、2026年度末までに策定されるということです。