「闇バイト」を通じて青少年が犯罪に巻き込まれるのを防ごうと、姫路市の中学校で県警などによる特別授業が開かれました。
姫路市の市立城乾中学校で開かれた「情報モラル教室」は、SNSを通じて青少年が犯罪に加担したり被害に遭うことを防ごうと、県警と暴力団追放センターが初めて開いたもので、全校生徒245人が参加しました。
近年、青少年が「闇バイト」を通じて特殊詐欺や強盗などの犯罪に加担してしまうことが、全国的に問題となっています。
教室では警察官が、高額報酬をうたって中高生を「闇バイト」に勧誘する手口を紹介しました。
その中でも、匿名性の高いアプリを使うよう指示されることや、個人情報を提供することなどが条件になっているものは、犯罪に巻き込まれる可能性が高いため特に注意が必要だと呼び掛けられました。
県警は、万が一「闇バイト」に応募してしまった場合には、すぐに保護者や学校などに相談してほしいとしています。