高額の送金をしようとした女性に声を掛けて特殊詐欺の被害を未然に防いだとして、神戸市内の郵便局に勤める職員に警察から感謝状が贈られました。
長田警察署から感謝状が贈られたのは神戸長田五郵便局の局長高野寛志さんと篠倉真梨子さんです。
ことし4月、携帯電話で通話しながら郵便局の窓口を訪れた60代の女性が、指定口座に送金しようとしていたことから、不審に思った篠倉さんが声を掛けたところ、いとこを名乗る人物から、貸していた50万円を返すよう指示を受けていたということです。
報告を受けた高野さんは、女性の携帯電話を預かり送金の手続きを中断。
特殊詐欺の疑いがあるとして110番通報したということです。
特殊詐欺の被害を未然に防いだとして神戸長田五郵便局に感謝状が贈られるのは4回目で、警察は引き続き、関係機関と連携して水際対策を強化していきたいとしています。