【神戸スティーラーズ】“難敵”破り最高の3位に、レタリックがベスト15

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  • 神戸スティーラーズ 共同キャプテンの(左)李 承信、(右)ブロディ・レタリック /(c)ジャパンラグビーリーグワン

  • リーグワンD1 プレーオフ結果

■猛攻しのぎ切る

<リーグワンD1 3位決定戦>

○コベルコ神戸スティーラーズ 22-17 埼玉パナソニックワイルドナイツ(5/31)

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ラグビー・リーグワンD1(1部)のプレーオフトーナメント・3位決定戦が5月31日、東京・秩父宮ラグビー場で行われ、コベルコ神戸スティーラーズが埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉WK)に逆転勝ち。

リーグワン発足後、最高位の3位に入った。

2003年から勝てていない難敵に対し、神戸スティーラーズは前半、サウマキアマナキのトライなどでリードし、雷による48分間の中断をはさんで、15-7で折り返した。

後半、一時逆転されたが、25分にヴィリー・ポトヒエッターのトライで再逆転。

その後、試合終了直前まで何度も埼玉WKの猛攻を受けたが、得点を許さず守り切った。

試合後、共同キャプテンのブロディ・レタリック(ニュージーランド)は、

「ディフェンスがよく機能し、来シーズンにつながる内容になりました」と語った。

■若手が台頭

神戸スティーラーズはリーグワン発足から3シーズン、7位→9位→5位とプレーオフ進出を逃した。

今シーズンは前半、黒星が先行したが、後半は植田和磨(報徳学園高-近畿大)、ソロモネ・フナキ(目黒学院高-京都産業大)らアーリーエントリー選手が台頭し、チームに勢いが増した。

10勝8敗でレギュラーシーズンを終え、枠が6チームに広がったプレーオフに初進出。

連覇した東芝ブレイブルーパス東京には準決勝で敗れたが、上位の2チームを破って3位でシーズンを終えた。

共同キャプテンの李承信(リ・スンシン)は、

「3位という結果で最後チームメイトやスティールメイツと笑って終わることができて嬉しい気持ちでいっぱいです。メンバーには2025年度の新加入選手をはじめ若いメンバーが多く入っていました。彼らが大舞台を経験できたことも良かったです」とコメントした。

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6月2日にリーグワンの年間表彰式が行われ、レタリックがベストフィフティーン(ロック)に選出された。

(浮田信明)

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