梅雨や台風シーズンを前に集中豪雨などによる河川の氾濫に備えようと、尼崎市の猪名川で水防訓練が行われました。
この訓練は局地的な大雨による豪雨災害に備えようと、毎年この時期に実施しているもので、5月27日の訓練には尼崎市の職員や消防隊員ら21人が参加しました。
訓練は河川が大雨の影響で増水し、氾濫の危険性が高まった想定で進められ、参加者は2人1組になり袋に土を入れて約25キロの土のうを作成。
土のうを積み上げ堤防をかさ上げすることで、河川の氾濫を防ぐ水防工法を学びました。
参加者は連携を取りながら真剣な表情で訓練に取り組んでいました。
全国防災協会 水防技術専門家 松永正光さん
「一俵の土のうが人の命を救うということが一番大事なことであり、一般市民の方々は道路が川となって家を襲う、玄関口を襲う時に対処してほしい」
尼崎市は今後も水害に備える訓練に取り組んでいきたいとしています。