戦い終えたINAC神戸 左端が5三宅史織キャプテン(5/17 相模原ギオンスタジアム)/ (c)WE LEAGUE
WEリーグ 最終結果
■優勝はベレーザ
<WEリーグ 最終節>
○INAC神戸レオネッサ 3-1 ノジマステラ神奈川相模原
○日テレ・東京ベレーザ 3-0 ジェフ千葉レディース
(5/17)
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女子プロサッカーWEリーグの最終節が5月17日、各地で行われ、逆転優勝をめざした2位・INAC神戸レオネッサはアウェイでノジマステラ神奈川相模原(N相模原)を破り、勝点を「51」とした。
しかし首位の日テレ・東京ベレーザも勝利し、勝点は同点ながら得失点差(INAC神戸「+29」、ベレーザ「+34」)で上位のベレーザが初優勝した。
N相模原との試合、INAC神戸は大量得点をねらったが、前半を0-0で折り返し、後半21分には逆にN相模原に先制を許した。
しかし30分、ベテランFW・髙瀬愛実の縦パスを受けたMFカルラ・モレラ(スペイン)が抜け出し、右足で同点ゴール。
2分後、FW愛川陽菜のクロスを、再びモレラが右足で流し込んで逆転し、40分には愛川のクロスに、MF成宮唯が頭で合わせて3点目を奪った。
INAC神戸はWEリーグ初年(2021-22シーズン)に優勝したが、そこから3シーズン連続の2位。
得点王は、13得点を挙げたINAC神戸のFWカルロタ・スアレス(スペイン)が獲得した。
■全員で戦った
今シーズンのWEリーグは、3年ぶり優勝をめざすINAC神戸、初優勝をめざすベレーザ、3連覇をめざす三菱重工浦和レッズレディースが最後まで三つどもえの争いを見せた。
リーグ戦とカップ戦を合わせた公式戦の年間総入場者数は33万7290人に達し、過去最高を記録した。
INAC神戸のDF三宅史織キャプテンは、
「今シーズンは、昨シーズンの主力選手が沢山移籍したところから始まったシーズンでした。その中でもみんなでチーム一丸となって戦うという姿勢を監督から教えてもらいましたし、優勝という結果に繋がらなくて残念ですけど、本当に最後まで全員で戦うということが、今日の試合で見せられたかなと思います」とコメントした。
(浮田信明)