工場見学やワークショップを通して、街歩きをしながらものづくりの現場を体験できるイベント「開工神戸」が16日と17日、神戸市長田区で開かれています。
JR新長田駅周辺で開かれている「開工神戸」は、ものづくりの街・長田の魅力を発信しようと、地元企業などでつくる実行委員会が開いているもので、前回は2日間で延べおよそ2000人が参加しました。
イベントでは、ワークショップやスタンプラリーなどを実施。
また普段入ることのできない様々な現場に特別に「潜入」し、楽しみながらものづくりの裏側などを学びます。
4回目となる今回の開催では33の企業が参加。
このうち創業104年の老舗婦人靴メーカー「カワノ」では、参加者たちが工場に案内され、靴のパーツの組み立て作業などを見学しました。
熟練の職人の手作業によって靴が出来上がる工程を見た参加者は、長田の街に古くから根付く地場産業の技術力を感じ取っていました。
イベントでは、様々な体験も。
かばんや靴の材料である合皮の卸売メーカー「マルコ」では、廃材を活用したオリジナルのストラップを制作できます。
参加者たちは、製品になる前の素材に触れることで、ものづくりの魅力を身近に感じていました。
「開工神戸」は17日も開かれ、参加企業などの詳細はJR新長田駅前の案内所で配布されています。