「大きくなって戻ってね」願い込め 神戸市灘区の都賀川でアユ放流

  • X
  • Facebook
  • LINE

神戸市灘区を流れる都賀川で、美しい川の環境を守ろうと地域の子どもたちがアユの稚魚を放流しました。

神戸市灘区の都賀川では地元の園児や児童ら約450人が集まり、10センチほどに成長した約1800匹のアユの稚魚を放流しました。

都賀川は一時、生活排水などの影響で汚染が進みましたが、水路の整備や地道な清掃活動などによって水質が改善し、今では天然のアユが泳ぐようになりました。

「都賀川を守ろう会」はアユが泳ぐ川の環境を守ろうと、1989年から稚魚を放流しています。

【参加した児童は―】

「アユがぬるぬるして気持ちよかった。大きく育ってほしい」

「いっぱいエサを食べて大きくなってほしい」

【都賀川を守ろう会 柳 佶さん】

「子どもたちが戻ってきてくれとお願いしてくれたのでアユの言葉は分からないまでも気持ちとしては戻ってきてくれるんじゃないかと楽しみにしています」

都賀川では2008年に5人が死亡する水難事故が起きていて、河川を管理する県は遊ぶ際には天候の変化に注意するよう呼び掛けています。

おともだち登録するだけ! LINEでニュースを読もう! ともだち登録をする 毎週配信(月・火・金) 1回で8記事をダイジェスト形式で配信。