大阪・関西万博に合わせ、兵庫県は特定の条件の下で無人運転を行う国内最高レベルの自動運転車の運行を淡路市内で始めました。
黒と黄色の車体が特徴的な自動運転車「Magicar(マジカー)」。淡路市内のリゾート地を走ります。
兵庫県は、大阪・関西万博で展開している「ひょうごEXPOweek」のうち、15日から始まった「未来のコミュニティとモビリティ」の期間に合わせて、車両を運行しています。
「Magicar」は5段階に分類されている自動運転技術のうち、特定の条件の下で無人運転を行う「レベル4」相当で走行。
国内最高レベルとなります。
車両に取り付けられたカメラやセンサーで周囲の状況を把握し、アクセルやブレーキ、ハンドル操作を自動で行います。
車は8人まで乗車可能で最高時速は19キロ。
トラブルに遭った際に迅速に対応できるよう、市内の遠隔管制室で車内外の状況を確認。
必要に応じて運転操作も可能です。
運行ルートは、ホテル「グランドニッコー淡路」から、万博会場の夢洲行きの港を結ぶおよそ600メートルと、ホテルからリゾート施設「アクアイグニス淡路島」を結ぶおよそ1・5キロです。
ドライバー不足の解消に向け期待が高まる自動運転車。
乗車料と予約は不要で、5月26日まで運行しています。