現役引退する ヴィクトリーナ姫路 (左)5柴田真果、(右)12森木かれん
「百%」で戦った (5月11日)/提供:ヴィクトリーナ姫路
■森木も引退
女子バレーボールSVリーグ・ヴィクトリーナ姫路は5月10日、元日本代表セッターでキャプテンの柴田真果(しばた・みか 30歳)が今シーズンで現役引退すると発表した。
柴田は京都市出身。
京都橘高-日本体育大を経て、JT(現:大阪)マーヴェラスで活躍したあと、フランスリーグを経て2023年にヴィクトリーナ姫路に入団した。
今シーズンは全試合に出場し、櫻井美樹とともに“司令塔”を務める一方、キャプテンとしてチームを皇后杯優勝やプレーオフ(チャンピオンシップ)進出に導いた。
柴田は、
「ヴィクトリーナ姫路では、2年間という短い間でしたが、会場で声をかけていただいたり、応援メッセージをいただいたりと、本当に皆様の支えのおかげで、走りぬく事が出来ました」とコメントした。
またVリーグ・ブレス浜松から期限付き移籍しているセッターの森木かれん(25歳)も現役引退が発表された。
森木は、
「この1年間なかなか出来ないプロの世界を経験することができ、とても貴重な経験をさせて頂きました」とコメントした。
■PO進出、初タイトルも
今シーズンからスタートした新しいトップリーグ=SVリーグで、ヴィクトリーナ姫路は27勝17敗と勝ち越し、6位でプレーオフに進出。
準々決勝で3位・SAGA久光スプリングスに敗れた。
また皇后杯では決勝で久光に逆転勝利し、チーム創設9年目で悲願の初タイトルを獲得した。
アヴィタル・セリンジャー監督のもと、「百%」をスローガンに戦ったチームから、柴田・森木のほか、エースの井上愛里沙、元キャプテン・松本愛希穂、元キャプテン・荒谷栞、地元たつの市出身・野津亜珠佳の計6人が現役引退。
リベロの森田茉莉と、アナ・フヂゲル(ブラジル)が退団する。
11日、ホームのヴィクトリーナ・ウインク体育館(姫路市)でファン感謝DAYが行われ、シーズンを締めくくった。
(浮田信明)