母の日の5月11日、丹波篠山市に出産前後のケアに特化した施設が開業しました。
かやぶきの天井に、広い土間。
どこか懐かしい空間が広がるこちらは、「産前産後ケアの家JIKKA(ジッカ)」です。
出産前後の心身の不調や子育ての不安に寄り添おうと、丹波篠山市に移住した助産師で、現在第2子を妊娠中の加藤梨絵(かとうりえ)さん(34)が開業しました。
きのうはオープニングイベントとして見学会が開かれ、今後利用を考えている母親や地元の人たちが集まりました。
施設は江戸時代末期に建てられた古民家を改修したもの。
古き良き文化を感じる場所で母親はもちろん、家族も気軽に立ち寄れる「実家(ジッカ)」のような居場所づくりを目指しています。
施設では、沐浴の練習や栄養士を招いた離乳食作りなどの講座を開く他、一時的に赤ちゃん預かることも想定。
母親が施設内でゆっくりと入浴や休憩をすることができます。
「産前産後ケアの家JIKKA(ジッカ)」の母子の受け入れは、来月2日から始まります。