5月5日、豊岡市の城崎温泉にある旅館から火が出て、隣接する店舗など合わせて6棟が焼けた火事で、火は旅館1階の調理場から出た可能性が高いことが分かりました。
5日午前2時50分ごろ、豊岡市城崎町湯島の旅館で火事が発生し、火はおよそ5時間半後に消し止められましたが、火元の旅館はほぼ全焼した他、隣接する土産物店などに延焼し、合わせて6棟が焼けました。
旅館にいた43人の宿泊客は全員が避難し、無事でしたが、従業員の男性1人(69)が煙を吸って病院に搬送されました。
命に別条はないということです。
6日、警察と消防は火事の原因を調べるためにおよそ50人で実況見分を行い、警察によりますと宿泊客や消防隊員の目撃証言などから火は旅館1階の調理場から出た可能性が高いということです。
城崎温泉旅館協同組合によりますと火事の影響で、火元の旅館のほか現場近くにある旅館一軒が休業していて、その他の旅館については、通常通り営業しているということです。
警察と消防は引き続き、火事の原因を詳しく調べています。