SVリーグ女子 優勝した大阪マーヴェラス 中央が6田中瑞稀(5/3 有明アリーナ) /(c)SV.LEAGUE
SVリーグ女子 チャンピオンシップ結果
■堅いディフェンス
今シーズンからスタートしたバレーボールのトップリーグ=SVリーグの男女チャンピオンが決まった。
女子は大阪マーヴェラス(前名:JTマーヴェラス)。
男子はサントリーサンバーズ大阪が優勝した。
マーヴェラスはレギュラーシーズンを37勝7敗(勝率0.84)の成績で1位通過。
チャンピオンシップ(プレーオフ)準々決勝は、8位・Astemoリヴァーレ茨城に3-0、3-0で連勝し、4位・デンソーエアリービーズとの準決勝は、1戦目を0-3で落とすも、2・3戦目を3-1、3-0で取り、決勝に進んだ。
決勝(5/2、5/3)は、2位・NECレッドロケッツ川崎を連続ストレート勝ちで降し、初代女王に輝いた。
マーヴェラスはシーズンを通し、キャプテン・田中瑞稀を中心に、パリ五輪代表の林琴奈、ルーキーの宮部愛芽世(あめぜ)、ベルギー出身のリセ・ファンヘッケらが、リーグ2位のアタック決定率を記録した一方、堅いディフェンスで失点を防ぎ、他チームを寄せ付けなかった。
マーヴェラスにはチャンピオントロフィーとバナーのほか賞金3000万円が授与された。
■女王と“互角”
レギュラーシーズン27勝17敗、6位のヴィクトリーナ姫路は、皇后杯に続く2冠目をめざしたが、準々決勝で3位・SAGA久光スプリングスに連敗し、シーズンを終えた。
レギュラーシーズンではマーベラスに2勝2敗と互角の成績を残したが、2位・NECと5位・埼玉上尾メディックスには勝星を奪えなかった。
個人記録では、引退するエース・井上愛里沙が総得点「718」を挙げ、リーグ7位(日本人2位)に入った。
また宮部藍梨がアタック決定率「45.8」でリーグ5位に入った。
チームでは、井上とチャッチュオン・モクシーによるバックアタックが威力を発揮し、決定率「40.0」でリーグ1位を記録した。
(浮田信明)