プロ野球・阪神タイガースの監督として球団を初めて日本一に導き、2月3日に亡くなった吉田義男さんのお別れの会が25日、大阪市内で営まれました。
大阪市内の会場では、はじめに阪神タイガースの現役選手らによる献花が行われました。
藤川球児監督や中野拓夢選手会長など、球団関係者が花を手向け、冥福を祈りました。
吉田義男さんは、京都府出身で1953年に阪神タイガースに入団。
現役時代は「牛若丸」と呼ばれ、華麗な守備でファンを魅了した守備の名手です。
引退後は監督として、1985年にチームを21年ぶりのリーグ優勝と、球団史上初の日本一に導きました。
会場の外には吉田さんの生涯を紹介する展示パネルなどが設置され、監督時代に着用したユニフォームや実際に使ったバットなども並べられました。
お別れの会には、吉田さんのもとでプレーした阪神タイガースのOB・掛布雅之さんや真弓明信さんらの他、コーチとして吉田さんを支えた福本豊さんも参列。
黙とうが捧げられた後に、岡田彰布前監督らが弔辞を読み上げました。
参列者たちは祭壇に花を手向け、別れを惜しんでいました。