瀬戸内海の春の味覚、「くぎ煮」で親しまれているイカナゴの稚魚「シンコ」漁が3月12日、播磨灘で解禁され、明石市内の漁港で水揚げされました。
午前10時前、明石市の林崎漁港に、早朝からシンコ漁に出ていた漁船が戻ってきました。
イカナゴの稚魚「シンコ」は、醤油や砂糖で甘辛く煮た「くぎ煮」が、春の訪れを告げる地元の郷土料理として親しまれています。
水揚げされたシンコは競りにかけられ、1かご約25キロあたり過去最高値となる約20万円で取り引きされました。
漁港近くの水産会社では早速、即売会が行われ、待ちわびた地元の人たちでにぎわいました。
播磨灘でのシンコ漁の期間については、以降の水揚げ状況を踏まえて協議するとしています。