川崎重工業神戸工場で建造された最新鋭の潜水艦「らいげい」が防衛省に引き渡されました。
「らいげい」は、全長84メートル、幅9・1メートル、基準排水量およそ3000トンの潜水艦で、力の象徴としての「雷」と「鯨」を組み合わせて名付けられました。
防衛省の発注を受けて川崎重工業が700億円余りをかけて建造し、神戸工場で建造された潜水艦としては31隻目となります。
6日の引き渡し式には関係者およそ300人が出席し、防衛省の金子容三防衛大臣政務官が川崎重工業の橋本康彦社長から引き渡し書を受け取りました。
「らいげい」は、これまでの潜水艦より捜索能力が向上し、発電効率が上がったことで、より長く航行できるようになった他、船体には高い水圧に耐えられる素材が使用されているということです。
「らいげい」は、広島県呉市にある海上自衛隊第1潜水隊に配備されます。