(左)秋山拓巳氏、(右)橋本航介アナ /日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎
日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎
◾️SGLオープニングゲーム
<ウエスタンリーグ春季教育リーグ>
阪神 5-5 広島 (3/1)
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阪神タイガースのファーム新球場「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」のオープニングゲーム(ウエスタンリーグ春季教育リーグ 阪神×広島)が3月1日に行われ、サンテレビで生中継した。
昨シーズン限りで阪神を現役引退した秋山拓巳氏が初めて解説を務めた。
◾️「うらやましい」
(阪神タイガースの新しいファーム本拠地「ゼロ カーボン ベースボール パーク」(尼崎市)にはSGLスタジアムのほか、サブグラウンド、室内練習場、選手寮「虎風荘」などが揃う。場所は阪神電鉄・大物(だいもつ)駅から徒歩5分)
秋山氏「本当にうらやましい。甲子園(一軍)をめざすには、うってつけの環境。申し分ない。虎風荘は高級ホテル。びっくりした」
橋本アナ「(スタジアムは)甲子園と同じ広さで、同じ方角で作っていると言うことなので、風も同じだと聞いています」
◾️スタジアム初モノ
(阪神は初回、DeNAで戦力外となり阪神に入団した2番・楠本が、広島先発・杉田の球を捕らえた)
橋本アナ「楠本の当たりはセンター前ヒット!記念すべき初ヒットは楠本のバットから生まれました」
(3回、高卒3年目の1番・井坪が、レフトフェンス直撃の2塁打。楠本もヒットで続き、一死2、3塁として、3番・小野寺が7球目を叩いた)
橋本アナ「ライトへ!3塁ランナー、タッチアップ……ホームイン。記念すべき初得点は、小野寺の犠牲フライ」
(さらにニ死3塁で、打席には4番・育成選手のコンスエグラ(ドミニカ共和国))
秋山氏「(二軍キャンプ地の)具志川で(彼の)ホームランを見たが、ライナーだった。すごい打球でした」
(4球目を強振)
橋本アナ「三遊間!抜けました!初タイムリーは4番のコンスエグラ」
◾️門別の”時差投法”
(オープニングゲーム、阪神の先発は高卒3年目の門別)
秋山氏「キャンプからいいピッチングを続けている。きょうの広島は実績のある選手が多いので、いい力試しになる」
(門別は3イニングを無失点。4回もニ死を取り、7番・ラミレスに2球ストレートを続けて追い込んだ)
秋山氏「同じストレートでも、(門別は)セットポジションに入って、すぐ投げている。(この)時差投法ができるピッチャーは抑える要素が増えてくる」
(門別はラミレスを打ち取り、4イニング無失点で交代)
秋山氏「ナイスピッチング。先発投手の要素はある。ただフォークボールが浮くことだったり、ちょっと危ないなというケースも何度か見えた。反省して次に生かすと思う」
◾️大物に来てほしい
秋山氏は現在、阪神タイガースの「ベースボール アンバサダー」を務める。
秋山氏「子どもたちと一緒に、ボールを投げたり、捕ったり、打ったりすることで、野球を知ってもらい、楽しいと思ってもらう。そういう活動をさせてもらっています」
「鳴尾浜と比べると、(ゼロ カーボン ベースボール パークは)便利な所なので、多くのファンの皆さんに足を運んでもらって、ぜひ野球を見に、この尼崎の大物に来てほしいと思います」
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試合は9回5-5で引き分け。スタジアム初ホームランはお預け。
(浮田信明)