伊丹市で造られる日本酒が地理的表示「GI」指定を受けたことを記念する式典が19日、開かれました。
伊丹市の小西酒造と伊丹老松酒造が手掛ける5種類の日本酒は、去年11月に国税庁から地理的表示「GI」に指定されました。
これを記念する式典が開かれ、はじめに、大阪国税局の木村秀美局長が祝辞を述べました。
「GI」は、地域ならでは文化や社会的な要因の中で育まれてきた商品を地域のブランドとして保護する制度で、世界各国でも導入されている制度です。
「GI伊丹」の商品は伊丹市内で採水した水のみを使用していることや、ろ過に活性炭を使用していることなど複数の基準を満たしたもので、式典の後には指定を受けた日本酒が振る舞われました。
伊丹市は清酒発祥の地のひとつとされていて、県内で日本酒がGI指定を受けたのは「はりま」、「灘五郷」に次いで3例目です。