世界文化遺産・国宝姫路城の入城料について、姫路市民以外は1000円から2500円に引き上げる条例の改正案が、市議会に提出されることになりました。
国宝姫路城は昨年度およそ140万人が訪れた人気の観光地ですが、築城から400年以上経つことから、姫路市は城の維持管理に必要な財源を確保するため、料金体系の見直しを検討してきました。
姫路市の改正条例案では、大人1人1000円の入城料が、姫路市民以外は2500円に値上げとなる方針です。
一方、姫路市民については市民税を城の維持管理に活用しているため、入城料金を据え置くとしています。
また子どもの入城料300円は、18歳未満や18歳の学生は一律無料にする方針です。
14日の定例会見で姫路市の清元秀泰市長は「我々には大切な世界文化遺産を守っていく使命がある」と値上げへの理解を求めました。
入城料の値上げを盛り込んだ改正条例案は、2月17日から始まる2月定例議会に提案され、可決された場合、来年3月1日から適用されます。