障害があってもなくても、運動が苦手でも、誰もが気軽に楽しめるラグビースクールが宝塚市で開かれています。
子どもたちを笑顔にする活動を取材しました。
子どもたちが楽しそうに楕円のボールを追いかけます。
宝塚市の末広中央公園や光明小学校で毎週日曜日に開かれている「ソレイユラグビースクール」です。
スクールの代表、西田忠彦さん。
宝塚市立中学校の臨時講師として、特別支援学級を担当しています。
長年、特別支援学校などの現場で培ってきた経験や、大学時代に夢中になったラグビーの技術で子どもたちを笑顔にしたいとチームを立ち上げました。
スクールは障害の有無や運動能力にかかわらず、誰でも気軽に参加できるのが特長です。
この日は特別支援学級に通う児童ら5人が参加しました。
西田さんは子どもたちのプレー、一つ一つに、笑顔で前向きな言葉をかけ続けます。
ルールを学び、周りの指示をよく聞くこと。自分の体を思い通りに動かすこと。
そして仲間と協力すること。
ラグビーを通して、子どもたちの未来に少しでも力になりたいという西田さんの思いが詰まったスクールは、子どもたちにとっても大切な居場所です。
児童と保護者によるゲーム形式で対戦では、児童たちが大人相手に「ナイスプレー」で応じていました。
スクールでは今後、人数が増えれば対外試合に挑戦したいということです。