キャンパス内に国の登録有形文化財に登録された建築物がある甲南女子大学は2月14日、地元の消防と合同で防火訓練を実施しました。
訓練が行われたのは兵庫県神戸市東灘区の甲南女子大学で、開学当時に世界的な建築家の村野藤吾氏が手がけ、2019年に国の登録有形文化財となった建物です。
この訓練は歴史的な価値のある文化財を守ろうと実施されたもので、学生をはじめ、地元の消防団や消防隊員ら約50人が参加しました。
訓練は震度7の地震によって火災が発生した想定で実施され、学生たちが避難経路を確認したあと、消防隊員が逃げ遅れた人たちをはしご車やロープなどで救助しました。
大学と消防は訓練を通じて学生たちに学内の建物の歴史的な価値を知ってもらい、防災意識の啓発につなげたいとしています。