600年続く伝統行事「鬼こそ」
丹波市山南町の常勝寺
法道仙人役を務める地元の小学生
兵庫県丹波市の寺では、無病息災や五穀豊穣を願い鬼たちが練り歩く厄払いの伝統行事「鬼こそ」が行われました。
兵庫県丹波市山南町の常勝寺に伝わる「鬼こそ」は、寺を開いた法道仙人が村人を苦しめる鬼を改心させたという伝説にちなんで始まったおよそ600年続く伝統行事です。
鐘や太鼓が鳴り響く中、法道仙人と4体の鬼が登場。
火の付いたたいまつを手に、参拝者の厄を払いながら境内を練り歩きます。
2025年は地元の小学生、高瀬奏君(9)が法道仙人役を務めました。
たいまつが投げ入れられると参拝者らは我先にと取り合っていました。
たいまつは御利益があるとされ、家の玄関や仏壇に一年間飾られるということです。