菊正宗酒造の「蔵開き」の様子
日本酒の仕込みが最盛期を迎え、神戸市東灘区の酒造会社では、搾りたての新酒を振る舞う「蔵開き」が開かれました。
酒米として使用される山田錦の生産量日本一の兵庫県では、それぞれの酒造会社が新酒の完成を祝う蔵開きのシーズンを迎えています。
このうち、創業365年を誇る神戸市東灘区の「菊正宗酒造」では、集まった日本酒ファンおよそ4000人に搾りたての日本酒が振る舞われました。
会場では、純米大吟醸の「百黙」や、世界初の日本酒とウイスキーをブレンドした商品、木の香りが漂う升酒などが販売され、訪れた人たちが味の違いを楽しんでいました。
また、2024年12月に日本の「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録されたこともあり、外国人観光客の姿も多く見られました。
寒空の下、訪れた人たちは日本酒で温かく楽しんでいました。