学校法人須磨学園
兵庫県神戸市の須磨学園高校に通っていた生徒が同級生からSNS上で誹謗中傷を受け、いじめ被害を訴えている問題を巡り、学校が設置した第三者委員会が「いじめ重大事態」に認定していたことが分かりました。
この問題は2022年、兵庫県神戸市須磨区の須磨学園高校に在学していた生徒が、同級生からSNS上で誹謗中傷を受け、いじめ被害を訴えているものです。
被害生徒側の代理人弁護士によりますと、学校が設置した第三者委員会が2024年10月にまとめた調査報告書では「いじめ重大事態」に認定した上で、「学校はいじめと判断しておらず、それが対応の不十分さにつながった」ことなどを指摘しているということです。
また被害生徒側は、報告書の速やかな公表と兵庫県への提出を求めています。
一方、学校側の代理人弁護士は、「調査結果を公表するか否かは、学校の判断に任されていて、内容や公表について検討中」とした上で、「報告書の結果などが流失しているのであれば、重大な個人情報保護法違反」と主張しています。