神戸市内の里山の木々を活用 「KOBE備長炭」

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神戸市北区の里山で群生するカシの木などを使った備長炭の試作品が完成し、活用を希望する事業者への引き渡し会が開かれました。

里山の保全や利活用に取り組む神戸市が行っているのは、市内の里山で一定量の採取が見込まれるカシ類を原料に備長炭を生産する試みで今回は約500キロの試作品が生産されました。

神戸の里山の木々はかつて、木材や燃料として利用されてきましたが、生活様式が変化したことから資源として活用されなくなり、森林の荒廃が進むなど伐採した樹木の利活用が課題になっていました。

試作品は「KOBE備長炭」という名称で、活用を希望している市内の40の事業者に現地で引き渡されるということです。

神戸市は今後も地域の大学や事業者などと協力し、里山資源を活用した持続的な仕組みづくりを進めていきたいとしています。

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