貨物の量が増える年末に多発する不正薬物などの密輸を水際で防ごうと、神戸税関で3日から特別警戒が始まりました。
年末特別警戒の出陣式には、警戒に当たる神戸税関の職員およそ60人のほか、麻薬探知犬2頭が参加しました。
神戸税関によりますと、コロナ禍後、人と貨物の移動が活発になり、密輸も増加傾向にあるということで、2023年、全国の税関が空港や港湾などで押収した不正薬物は2トンを超え、過去2番目の多さとなったということです。
また、2024年は金の密輸が急増し、押収量が上半期だけで去年の同じ時期のおよそ8倍となっていて、取り締まりを強化しているということです。
年末特別警戒は12月12日まで行われます。