衆議院選挙から一夜 兵庫選挙区は自公が10議席維持

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衆議院選挙は10月27日、投開票が行われ自民、公明両党は選挙前から大幅に議席を減らしましたが、兵庫県内12の小選挙区では自公系が選挙前の10議席を維持した結果となりました。
自民党と公明党の政権与党が過半数を割り込んだ衆議院選挙から一夜。
当選を決めた人たちが駅前に立ち、有権者に報告の挨拶をしました。

【当選 無所属 西村康稔氏】
「ゼロからのスタートですので気を引き締めてやらなければいけない。国政での仕事ぶりを見ていただいて評価していただくよう頑張る」

56人が争った兵庫県内の12小選挙区では裏金問題を巡って非公認となった無所属の候補を含む自民党が8議席、公明党が2議席を獲得し選挙前の合わせて10議席を維持しました。

【当選 自民党 谷公一氏】
「石破内閣をしっかり支えて多くの方々が期待する地方をより元気にという目標に向けて地に足をつけ頑張り抜いてまいりたい」

自民党は裏金問題を受けて無所属で立候補した9区で議席を守ったものの、1区と6区では無党派層の多い神戸・阪神間を中心に支持を広げた立憲民主党が2議席を獲得しました。

【当選 立憲民主党 井坂信彦氏】
「国民が本気で怒れば政権与党が震え上がるような結果を瞬時に出すことができると今回の選挙結果は大きなくさびを打ち込むことになったと思います」

裏金問題の余波を受けた公明党は日本維新の会と初の全面対決となった2区と8区でいずれも議席を死守しました。

【当選 公明党 赤羽一嘉氏】
「政権に対する逆風の中での厳しい選挙戦の中でご支援をいただいた。そうした厚情に対して必ず政治家なので仕事として結果をもってお応えをし形でお返ししたい」

一方、本拠地・大阪の小選挙区では全勝した日本維新の会。
すべての小選挙区に候補者を擁立した兵庫ではいずれも議席には届かず全敗となりましたが、このうち5人が比例復活を果たしました。

【比例当選 日本維新の会 徳安淳子氏】
「応援していただいた分の2倍3倍にお返しできるように働いてまいりたい」

県内の小選挙区の投票率は53・67%で前回2021年の衆院選の投票率を0・62ポイント下回りました。

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