「今後も語り継いでいく責務がある」 豊岡市で戦没者追悼式が営まれる

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太平洋戦争などで犠牲となった市民を悼む戦没者追悼式が豊岡市で営まれました。

この追悼式は1894年の日清戦争以降の戦争に現在の豊岡市内から出征し、亡くなった4089人を悼み、毎年営まれているものです。

参列したのは遺族や関係者など約180人で、高齢化を理由に2024年3月に城崎の遺族会が解散した影響もあり、過去5年間で最も少ない人数での実施となりました。

フィリピンで父親を亡くした豊岡市遺族会の森田健治会長は「二度と私たちのような戦争遺児を出してはいけない」と語りました。

豊岡市遺族会 森田健治会長
「戦没者遺児もいまでは80歳を超えました。戦後生まれが日本国民の9割を占める中、多くの犠牲が払われたことを今後も長く語り継いでいく責務があります。」

参列者は戦没者へ花を手向け平和への誓いを新たにしていました。

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