児童虐待の情報を県の児童相談所が受理した場合に、兵庫県と県警がリアルタイムで情報を共有できるシステムが整備され、10月1日から運用が開始されました。
このシステムは県の児童相談所が受理した児童虐待の情報などを県と県警がリアルタイムで共有するもので、関西の自治体では初めて、全国では2番目の運用になるということです。
県はこれまで児童虐待の情報について、県警と月に1回、全件を共有していましたが、2023年6月、神戸市西区で6歳の男の子が死亡した虐待事件などを受け、事態の急変に対応するため、リアルタイムで情報を共有できるシステムの構築を進めてきました。
児童虐待に関する県の児童相談所への連絡は、1カ月でおよそ500件あり、今回のシステムでは、新たに過去の通告状況や一時保護情報、警察の対応についてなどが共有されるようになったということです。
一方、独自で児童相談所をもつ神戸市と明石市は今回の運用に含まれておらず、今後参加を呼びかけたいとしています。