世界文化遺産の国宝姫路城で、城の裏口に当たり普段は公開されていない「搦手(からめて)周辺」の特別公開が行われています。
今回特別公開されるのは、優れた防御力で「難攻不落」とされた姫路城で、城の裏口に当たる「搦手(からめて)周辺」エリアです。
急こう配の階段や高低差のある地形を生かした造りなど守りの工夫が随所に見られます。
現存する三つの門のうち、大天守の北東に位置する「との一門」は、城内に残る櫓で、唯一白漆喰を塗っていません。
2階には、敵を狙撃する格子窓が設置されていて、戦いへの備えを意識した仕掛けも見ることができます。
「との四門」は、2015年のグランドオープン以降、初めての公開となりました。
江戸時代は、通行人などを監視する番所があり、城の一般公開が始まった大正時代以降は、城への入り口として使われていました。
姫路城の特別公開は、今月30日まで行われています。