神戸の理化学研究所などは新型コロナウイルスのオミクロン株の感染リスクについてスーパーコンピューター「富岳」を使った研究結果を公表しました。
4期連続で世界一の性能が認められたスーパーコンピューター「富岳」。
理化学研究所のチームリーダーで神戸大学の坪倉誠教授らの研究チームは、「富岳」を使い、感染者と15分間対面で話した時のシミュレーション結果を公表しました。
これによると、オミクロン株はマスクをつけた場合でも50センチ以内で会話をするとリスクが高まるということです。
また飲食店では、キッチンの換気扇やエアコンを稼働させて室内の空気を入れ替えたり、パーテーションの設置で店舗全体の感染リスクを3分の1程度まで下げられることが分かりました。
このほか、カラオケボックスでは、部屋を分けるなどして互いの距離をとり、換気扇の下で歌うなど場所を固定することで感染リスクを下げられるということです。