昭和基地に観測隊員や物資を運ぶ南極観測船「しらせ」が8年ぶりに神戸に寄港し、歓迎セレモニーが行われました。
世界屈指の砕氷能力を持つといわれる大きな船体。
神戸・ポートアイランドの神戸港に入港したのは、南極観測船「しらせ」です。
観測隊員や物資の輸送、海洋観測を行う「しらせ」が神戸港に寄港したのは8年ぶり6度目。
今回は、南極観測に備えた総合訓練の途中に、補給と休養を兼ねての寄港で自衛隊や神戸市の関係者らが出迎えました。
この日は報道関係者などに向けて船内の見学会が開かれ、航海の全般指揮を執る指令所の艦橋や、海から基地に人員や物資を運ぶヘリの格納庫、それに手術室を備えた「医務室」なども公開されました。
「しらせ」は、11日無料で一般公開され、12日に神戸を離れます。
そして11月に日本を出発し、オーストラリアで観測隊員らを乗せて南極へ向かうということです。
